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愛知県岡崎市 滝山東照宮本殿ほか2棟保存修理工事
2022年4月15日愛知県岡崎市の滝山東照宮様にて本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
・概  要: 愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:保存修理工事に先駆け、1月24日に安全祈願祭が斎行されました。
その後、本殿の仮設足場・素屋根の設置が完了しました。
現在は、飾り金物の取り外しと屋根の解体作業を行なっています。

(1) 工事前の拝殿

(2) 工事前の本殿

(3) 安全祈願祭

(4) 仮設足場・素屋根組立

(5) 本殿屋根 解体前

(6) 本殿屋根 銅板解体
2022年4月22日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:4月22日に第3回現場打合が行なわれました。
屋根銅板の解体作業と軒先の飾り金物の取外しが完了しました。
現在は飾り金物の洗浄作業や、塗装彩色の調査・漆塗りの剥離作業を行なっています。

(1) 屋根銅板解体完了

(2) 軒先飾り金物 取外し作業前

(3) 軒先飾り金物の洗浄作業

(4) 軒先飾り金物の洗浄前(右)と後(左)

(5) 塗装彩色の調査

(6) 漆塗りの剥離作業
2022年6月7日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:5月23日に第4回現場打合が行なわれました。
前回から引き続き、飾り金物の洗浄作業や、塗装彩色の調査・漆塗りの剥離作業を行なっています。

(1) 軒先飾り金物の洗浄作業前

(2) 軒先飾り金物の洗浄作業後

(3) 彩色の調査

(4) 漆塗りの剥離作業

(5) 漆塗りの剥離作業
2022年7月13日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:7月13日に第5回現場打合が行なわれました。
本殿屋根瓦棒の下地木部の腐朽箇所を補修しました。
現在は、本殿の塗装彩色の調査と琵琶板見取図の作成、漆の下地作業を行なっています。
琵琶板とは、組物と組物の間にはめ込む板のことです。
漆の下地作業では、最初に木地固め(木地に生漆を塗る)を行ないます。

(1) 屋根瓦棒 補修

(2) 破風板 木地固め

(3) 塗装彩色の調査

(4) 琵琶板見取図の作成
2022年8月18日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:7月18日に第6回現場打合が行なわれました。
現在、本殿屋根瓦棒の銅板取付けと、塗装工事をしています。
塗装工事(漆塗り)では、破風板、裏甲(うらごう)、茅負(かやおい)といった部材の地付け、地付け研ぎの下地作業を行なっています。 地付け研ぎとは、地付け(生漆に地の粉を混ぜたパテ状の物)を塗った後にペーパーなどで研いで平らにすることです。
塗装工事(彩色)では、見取図作成が完了した旧塗膜部分を掻き落としました。

(1) 屋根瓦棒の銅板取付

(2) 破風板の地付け、地付け研ぎ

(3) 裏甲、茅負の 地付け、地付け研ぎ

(4) 彩色の掻き落とし
2022年11月29日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:11月29日に第9回現場打合が行なわれました。
本殿では、破風の箔押し・墨差しの修理を終えた錺金具の取付け、屋根の瓦棒銅板葺き、鬼板取付けが完了しました。
現在、本殿は軒廻りの裏甲(うらこう)の黒漆仕上げと、化粧垂木の錆付け(生漆に砥の粉を混ぜた物で下地としては最後の工程)作業を行なっています。
幣殿は、妻壁における彩色(鳳凰)の現状見取図を作成しています。

(1) 本殿屋根瓦棒銅板葺き完了

(2) 本殿破風板の八双金具取付け

(3) 本殿軒廻りの漆上塗り

(4) 幣殿妻壁の彩色(鳳凰)
2022年12月20日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:12月20日に第10回現場打合が行なわれました。
本工事で使用する本岩絵具(天然の鉱物を砕いた顔料で藍銅鉱や孔雀石を使用する)の焼成試験を、参加者の皆様に見ていただきました。
本岩絵具は、新岩絵具(ガラス等に人工的に色を付けた顔料)と違い大変貴重な顔料で、焼成すると黒色化します。
本殿の軒廻りは、一回目の漆中塗りを行ない、今後は上塗り仕上げをする予定です。壁板は、傷んでいる塗装面を掻き落とし、生漆を塗る木地固めを行なっています。

(1) 本岩絵具焼成試験

(2) 現場打合で本岩絵具の焼成試験を行なっている様子

(3) 本殿向拝軒廻り 中塗り

(4) 本殿背面壁板 木地固め
2023年1月25日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:1月25日に第11回現場打合が行なわれました。
出席者の皆様へ、漆塗りの工法・工程を説明致しました。
漆塗りの工法には、上塗り直し・掻き合わせ・真掻き合わせ・本直しの4種類があり、部位によって使い分けます。
この内、最も塗りの回数が多いのが本直しで、木地から仕上げまでで、布着せ・地付け・切粉付け・錆付け・中塗り・上塗り等、約36の工程があります。 その各工程の段階によって、塗り分けた見本を「手板」と呼び、皆様にもご覧頂きました。
現在の作業としては、本殿の軒廻りと化粧垂木等の上塗り、彩色復原図の作成を行なっています。

(1) 漆塗りの工程手板(上:弁柄漆塗り、下:黒漆塗り)

(2) 手板を確認する出席者の皆様

(3) 本殿化粧垂木 上塗仕上げ

(4) 蟇股(かえるまた)の彩色復原図
2023年2月24日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:2月24日に第12回現場打合が行なわれました。
本殿では、化粧垂木までの漆上塗り仕上げと蟇股(かえるまた)復原図作製作業が完了しました。
現在は、裏甲(うらごう)・化粧垂木の錺金具(かざりかなぐ)を取付けています。
今後は、彩色の下地作業である胡粉(ごふん)塗りを行なう予定です。

(1) 蟇股(かえるまた)の彩色復原図

(2) 本殿裏甲・垂木 錺金具取付け、化粧垂木 上塗仕上げ
2023年3月24日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:3月24日に、第13回現場打合が行なわれました。
現在は、柱・壁板の上塗り作業を行なっています。
彩色の下地作業として、膠(にかわ)水と明礬(みょうばん)を混合したにじみ止めの液を塗る礬水(どうさ)引きを行なっています。
また、軒の裏側などの上裏(あげうら)には、白色の顔料である胡粉(ごふん)で上塗り仕上げを行なっています。

(1) 柱、壁板の上塗り

(2) 礬水(どうさ)引きの様子

(3) 上裏(あげうら)の胡粉(ごふん)上塗り
2023年4月26日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート:4月26日に、第14回現場打合が行なわれました。
現在は、以下の漆塗・彩色・金具工事を行なっています。
漆塗工事:縁・高欄廻りの地付け(生漆に地の粉を混ぜたパテ状の下地を塗る)作業をしています。
彩色工事:下地として、胡粉(ごふん)塗りを3回行なっています。
金具工事:軒廻りの化粧垂木・隅木に、錺金具(かざりかなぐ)を取付けました。

(1) 打合の様子

(2) 地付け

(3) 胡粉塗り

(4) 隅木の錺金具取付け
2023年5月18日ケーブルテレビ局ミクスネットワーク様が、愛知県岡崎市の滝山東照宮様の修理工事現場を取材されました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 岡崎市にあるケーブルテレビ局ミクスネットワーク様に、工事の様子を取材・撮影して頂きました。
岡崎市の武将隊である“グレート家康公「葵」武将隊”が出演する以下の番組で放送予定です。
・番組名:CATV デジタル131『何事じゃ!!』
・放送予定日:6月5日(月)18:45〜

(1) 工事についての説明を受ける出演者

(2) 出演者との記念撮影
2023年5月30日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 5月30日に、第15回現場打合が行なわれました。
現在は、以下の漆塗・彩色工事を行なっています。
漆塗工事:本殿北側では中塗り、木階では布着せの作業を行なっています。
彩色工事:置き上げ彩色(胡粉や丹等で盛り上げた立体的な彩色)の金箔補修を行なっています。

(1) 打合の様子

(2) 漆塗工事 中塗り

(3) 漆塗工事 布着せ

(4) 彩色工事 置き上げ彩色の金箔補修
2023年6月20日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 6月20日に、第16回現場打合が行なわれました。
現在は、以下の漆塗・彩色工事を行なっています。
漆塗工事:縁下の中塗りの作業をしています。
彩色工事:妻壁の彩色、丸桁(がぎょう)の繧繝彩色(うんげんさいしき:色の濃淡を付けた彩色)、斗組(ますぐみ)の型押し(彩色を行う前の下書き)を行なっています。

(1) 打合の様子

(2) 漆塗工事 縁下 中塗り

(3) 彩色工事 妻壁 彩色

(4) 彩色工事 丸桁(がぎょう) 繧繝彩色(うんげんさいしき)、
斗組(ますぐみ) 型押し
2023年8月24日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 8月24日に、第17回現場打合が行なわれました。
現在は、以下の漆塗・彩色を行なっています。
漆塗工事:本殿高欄廻り、浜縁の黒漆上塗り仕上げの作業をしています。漆の上塗り仕上げが完了した懸魚を妻壁に取付けました。
彩色工事:本殿頭貫廻り、斗組の極彩色、柱廻りの金襴巻きの置き上げ彩色を行なっています。置き上げ彩色は、胡粉(ごふん)や黄色みを帯びた赤色の顔料である丹(たん)で盛り上げた上に 絵具で色を付ける手法です。今後は、本岩絵具を使った上塗りを行なう予定です。本岩絵具は、天然の鉱物を砕いた大変貴重な顔料です。

(1) 打合の様子

(2) 漆塗工事 本殿高欄 黒漆仕上げ

(3) 漆塗工事 本殿妻壁懸魚 上塗り仕上げ後取付け

(4) 彩色工事 本殿頭貫廻り 極彩色 金襴巻きの置き上げ彩色
2023年9月28日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 9月28日に、第18回現場打合が行なわれました。
本殿及び中門の工事が完了したため、検査をして頂きました。
今後は、幣殿・拝殿の仮設工事を行なう予定です。

(1) 打合の様子

(2) 施工が完了した本殿

(3) 施工が完了した中門(本殿より見る)

(4) 検査の様子
2023年10月17日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 10月17日に、第19回定例会議が行なわれました。
現在は、幣殿・拝殿の保存修理工事を行なっています。
仮設足場の組立が完了し、屋根の銅瓦と瓦棒下地を解体しています。
今後は、破損部分の調査を行なう予定です。

(1) 打合の様子

(2) 外部足場組立完了

(3) 解体前の銅瓦葺き屋根の様子

(4) 瓦棒下地の解体保存
2023年11月30日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 11月30日に、第20回定例会議が行なわれました。
幣殿・拝殿の外部足場組立、屋根銅瓦葺きの解体が完了しています。
調査を踏まえ、屋根瓦棒の下地木部の腐朽箇所を補修しました。
漆塗工事は幣殿破風板の地付け(塗装面の修復)、化粧垂木等の古研ぎ(古い塗膜を研ぐこと)を行なっています。
彩色工事は拝殿向拝廻りの現状見取図を作成しています。

(1) 打合の様子

(2) 拝殿・幣殿銅瓦葺き解体

(3) 拝殿屋根瓦棒 補修

(4) 幣殿破風板 地付け

(5) 拝殿向拝廻りの彩色見取図の作成
2024年1月9日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 1月9日に、第21回定例会議が行なわれました。
木工事では、幣殿・拝殿の屋根瓦棒・鬼板の補修が完了しました。
今後は拝殿向拝廻りの耐震補強を行なう予定です。
漆塗工事は、拝殿破風板の下地調整の後、布着せを行ないます。
彩色工事は、拝殿台輪廻りの掻き落としが完了し、今後は復原図を作成する予定です。

(1) 打合の様子

(2) 幣殿・拝殿屋根瓦棒 補修

(3) 拝殿鬼板 補修

(4) 拝殿破風板 布下地付け

(5) 拝殿彩色 掻き落とし
2024年2月15日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 2月15日に、第22回定例会議が行なわれました。
木工事では、幣殿・拝殿の屋根瓦棒補修、土居葺きが完了しました。
補修された屋根の軒先に唐草金具を取付け、銅瓦葺きを行なっていきます。
漆塗工事は、幣殿・拝殿の軒廻りの下地調整を行ないます。
彩色工事は、拝殿の琵琶板等の復原図を作成する予定です。

(1) 現場担当者による状況の説明

(2) 拝殿屋根瓦棒 復旧

(3) 拝殿向拝屋根 土居葺き

(4) 拝殿唐草金具 取付け

(5) 拝殿屋根 銅板葺き
2024年3月18日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 3月18日に、第23回定例会議が行なわれました。
定例会議では、彩色工事で作成した拝殿の蟇股(かえるまた)復原図を関係者の皆様に見ていただきました。
幣殿・拝殿の屋根工事では、銅瓦葺きの溝板、瓦棒の銅板取付けを行い、降鬼、隅鬼の取付けが完了しました。
木工事では、拝殿向拝の解体した土居葺きを復旧しました。
漆塗工事では、幣殿・拝殿の軒廻りの下地作業(切粉付け)を行ないました。
彩色工事では、蟇股等の復原図を作成しました。

(1) 打合の様子

(2) 拝殿屋根 降鬼、隅鬼取付け

(3) 拝殿向拝屋根 土居葺き完了

(4) 拝殿向拝 切粉付け

(5) 拝殿 蟇股(かえるまた)の彩色復原図
2024年4月18日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 4月18日に、第24回定例会議が行なわれました。
定例会議では、鬼板等の古材を関係者の皆様に確認をしていただきました。
幣殿・拝殿の屋根工事では、銅瓦葺きが完了しました。
漆塗工事では、幣殿虹梁の中塗り1回目を行ないました。
金具工事では、拝殿破風板に八双金具を取付けました。

(1) 打合の様子

(2) 古材の確認

(3) 拝殿屋根 銅瓦葺き完了

(4) 幣殿虹梁 中塗り1回目

(5) 拝殿破風板 八双金具取付け
2024年5月23日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 5月23日に、第25回定例会議が行なわれました。
定例会議では、幣殿における彩色(鳳凰)の復原図を皆様に確認をしていただきました。
漆塗工事では、拝殿縁板廻り、建具の漆の掻き落としと、幣殿妻壁廻り支外垂木(しがいだるき)の上塗り仕上げを行ないました。
彩色工事では、拝殿内部の彩色剥落止めを行ないました。

(1) 打合の様子(彩色復原図の確認)

(2) 拝殿縁板廻り 掻き落とし

(3) 建具 旧塗膜掻き落とし

(4) 幣殿妻廻り支外垂木(しがいだるき) 上塗り仕上げ

(5) 拝殿内部 彩色剥落止め
2024年6月20日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 6月20日に、第26回定例会議が行なわれました。
定例会議では、担当者による前回打合記録・工事写真帳・月間工程表の説明の後に、屋根の黒色塗料について検討しました。
漆塗工事では、幣殿破風板の上塗りが完了し、化粧垂木廻りの中塗り1回目の後の研ぎを行なっています。
金具工事では、幣殿破風板に八双金具を取付けました。
彩色工事では、幣殿妻壁の補筆(ほひつ)を行なっていきます。

(1) 打合の様子

(2) 幣殿破風板 上塗り完了

(3) 幣殿化粧垂木 中塗り1回目研ぎ

(4) 幣殿破風板 八双金具取付け

(5) 幣殿妻壁の彩色補筆確認
2024年7月25日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 7月25日に、第27回定例会議が行なわれました。
担当者による前回打合記録・工事写真帳・月間工程表の説明の後に、現場にて幣殿妻壁の彩色補筆の下絵をご確認いただきました。
漆塗工事では、拝殿化粧垂木廻りの中塗り一回目を行なっています。
彩色工事では、幣殿妻壁彩色補筆のための下絵を作成しました。今後、補筆を行なっていきます。
幣殿琵琶板廻りでは、補筆前の礬砂引き(どうさびき:滲みどめ、岩絵具や金・銀箔等の定着のために、にかわ液・みょうばん等を混ぜた液を塗ること)を行なっています。
金具工事では、幣殿屋根廻りの金具を補修しました。
建具工事では、拝殿蔀(しとみ)の木部補修を実施しています。

(1) 打合の様子

(2) 拝殿化粧垂木 中塗り1回目

(3) 幣殿妻壁鳳凰の彩色補筆確認

(4) 幣殿妻壁鳳凰の彩色補筆確認

(5) 幣殿琵琶板廻り礬砂(どうさ)引き

(6) 幣殿 金具補修

(7) 拝殿 蔀(しとみ)補修
2024年8月22日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 8月22日に、第28回定例会議が行なわれました。
担当者が前回打合記録・工事写真帳・月間工程表の説明をいたしました。
漆塗工事では、拝殿の羽目板の中塗り1回目を行ないました。今後、拝殿西側化粧垂木の上塗り仕上げを行なっていきます。
彩色工事では、現場にて妻壁鳳凰の彩色補筆を行なっています。今回補筆した部分は下塗りに変色する前の水銀朱(すいぎんしゅ)を塗り、その上に調色した絵具を塗ります。
幣殿琵琶板廻りの彩色も進めています。
木工事では、拝殿縁板の腐朽部分の補修を行ないました。

(1) 打合の様子

(2) 拝殿羽目板 中塗り1回目

(3) 幣殿妻壁鳳凰の彩色補筆

(4) 幣殿琵琶板廻り 彩色

(5) 拝殿 縁板補修
2024年9月25日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合と出来高検査が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 9月25日に、第29回定例会議と令和5年度出来高検査が行なわれました。
定例会議では、担当者が前回打合記録・工事写真帳・月間工程表の説明をいたしました。
塗装工事では、幣殿拝殿大棟の黒漆塗りを行ないました。
金具工事では、幣殿拝殿大棟に金具を取付けました。
彩色工事では、拝殿琵琶板廻りの岩掛け(岩絵具を塗ること)を行なっています。
建具工事では、拝殿蔀(しとみ)の木部補修が完了しました。
単色塗工事では、幣殿化粧垂木の黄土塗りが完了しました。

(1) 令和5年度出来高検査の様子

(2) 大棟 黒漆塗り 錺金具取付け

(3) 拝殿琵琶板廻り 岩掛け

(4) 拝殿 蔀(しとみ)補修

(5) 幣殿化粧垂木木口 単色塗り
2024年10月30日愛知県岡崎市の滝山東照宮様で、本殿ほか2棟保存修理工事の現場打合が行なわれました。
・概  要:愛知県岡崎市に所在する滝山東照宮様の本殿ほか2棟保存修理工事をさせて頂いています。
江戸幕府三代将軍家光の指示により、正保3年(1646)に竣工したとされています。
今回は本殿の他に、中門・幣殿・拝殿も併せて工事を行ないます。

保存修理事業には、特定非営利活動法人「滝山寺地区文化財を修復・整備する会」様(外部サイトへ移ります)が関わっておられます。

<参考文献>
・『愛知県史 別編 文化財1建造物・史跡』2006年より
・工事期間:2022年1月 〜 2025年6月
・工事内容:漆塗り、彩色の補修、銅板葺屋根の修理
・リポート: 10月30日に、第30回定例会議が行なわれました。
担当者が前回打合記録・工事写真帳・月間工程表の説明をいたしました。
塗装工事では、拝殿縁板の刻苧彫り(こくそぼり:木地の傷や節などに、糊漆・地の粉・刻苧綿で作られた刻苧を充填するために彫ること)、木地固め(生漆と米糊を混ぜたものを染み込ませて、木の表面を保護すること)、縁束・縁葛(えんかずら)の掻き落としを行ないました。
彩色工事では、拝殿向拝廻りの胡粉下地、型押しの下地作業を行なっています。

(1) 打合の様子

(2) 拝殿縁板 刻苧彫り、木地固め

(3) 拝殿縁束・縁葛 掻き落とし

(4) 拝殿向拝廻り 胡粉下地、型押し








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