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 真宗大谷派 萬福寺様(愛知県知立市)
工事名称 萬福寺本堂修復工事 (竣工:平成27年2月)→工事写真はこちら
弊社で修理後、国の登録有形文化財に登録されました。

■工事理由:

・本堂が築100年以上経過し、屋根瓦の葺替えや修理の時期にきていた。
・修理だけでなく、耐震補強も実施したかった。

■魚津社寺工務店を選んだ理由:

・工事を検討していた時、本堂修復工事をしていた近隣の現場へ見学に行き、信用できる会社だと
 思えた。
・営業熱心で、建物についてよく勉強していると感じた。
・建物の歴史的な価値を説明してもらえた。
・担当者の豊かな知識に基づいた丁寧な説明により、役員の気持ちが固まった。

■工事のご感想:

・営業的なことではなく、建物や施主の立場に立って、意見を言ってもらえた。
・工事途中の設計変更にも対応してもらえた。
・職人特有の話しにくさがなく、各担当者共に話がしやすかった。
・現場監督の、要望への対応の速さ、人間性に満足している。
・昔からの本堂の形を変えることなく、懐かしさが感じられる修復ができてよかった。
・内部は使いやすいよう、床をフラットにしたり収納を増やしたりして、改造をした。
・一流の仕事をしてもらえた。
・修理後に国登録文化財への申請業務をやってくれた。


■萬福寺様の工事を担当させて頂いて:

萬福寺様の現在の本堂は明治32年(1899)に完成しています。
本堂は当時、三河地方を代表する堂宮大工であった小野田又藏(1855‐1939)を棟梁として建立されたものです。 小野田の地元明知村(現みよし市明知町)には、巨大な小野田又藏碑が建っており、そこには70棟近い神社仏閣の造営に関わっていたことが記されています。 その碑文中、萬福寺本堂は唯一具体的な寺院名が書かれた建造物であり、小野田にとっての代表作であることが謳われています。 実際、萬福寺本堂は当地方を代表する近代的に発達した巨堂であり、今回その価値を残しながら耐震改修工事を実施致しました。
工事後に弊社の申請によって国登録文化財に登録されたことで、その歴史的及び建築的な価値が証明されました。このようなご縁を頂けたことに改めて謝意を表します。
営業部部長 小山興誓

<参考文献>
・『林桂山萬福寺誌』(昭和27年)
・『三好町誌』(昭和37年)
・『明知下区誌』(平成17年)
・『堂宮大工 小野田又藏の世界』(平成3年)
・『三好町誌 第三巻』(平成10年)
・『新編 三好町誌 別編』(平成19年)




登録文化財プレート(本堂、山門、鐘楼)



本堂が国登録文化財になることが決まった際の中日新聞記事(2015年7月18日)
(クリックすると拡大します)




工事前 本堂内観



工事後 本堂内観



工事前 本堂正面(東面)



工事後 本堂正面(東面)



工事前 本堂側面(南面)



工事後 本堂側面(南面)








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